コラム
2021年06月25日

浴室の種類とは? 浴室の種類と浴室リフォームの注意点を紹介

浴室の種類とは? 浴室の種類と浴室リフォームの注意点を紹介

浴室は日々の疲れを癒すために大切な場所です。そんな浴室を今よりもさらに使いやすく快適な場所にしたいと、浴室リフォームを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、浴室リフォームにはどのような種類があり、何に注意すればいいのか分からないことが多いかと存じます。そこで今回は、浴室の種類とリフォームの際の注意点についてご紹介します。

 浴室の3つの種類

浴室には大きく分けて以下の3種類があります。

  • ユニットバス
  • ハーフユニットバス
  • 在来工法

まずは、それぞれの種類の特徴について紹介していきます。

ユニットバスの特徴

「ユニットバス」はシステムバスとも呼ばれています。
工場で浴槽や洗い場などのパーツを作成し、現場で組み立てるお風呂です。

床と壁の継ぎ目が一体化しているため、水漏れの心配がありません。

しかし、作られたパーツを持ってきて組み立てますので、もともとの浴室のサイズに合ったものしかリフォームできません。そのため、デザインの自由度が制限されてしまうことがデメリットと言えます。

在来工法の特徴

「在来工法」とは、床や壁の防水性を考慮しながら、モルタルとタイルで仕上げる昔ながらの工法です。在来工法のメリットは、バスタブやタイルなどパーツの一つひとつを自分好みに選べます。例えば、香り豊かなヒノキを浴槽の素材に使うといった自分の好みに合わせた浴室作りが可能です。

反対に、デメリットとしてはユニットバスと比べて防水性が劣ることです。
そのため、防水処理を徹底して行う必要があり、さまざまな技術を持った職人の手が必要になります。その結果、工期も長く、材料費や人件費の面で費用がかさんでしまいます。

ハーフユニットバスの特徴

「ハーフユニットバス」とは、床から浴室の下半分は工場で組み立てて、壁と天井の上半分は自由にデザインできるというユニットバスと在来工法のメリットを組み合わせたものです。ただ、ハーフユニットバスは自由にデザインができる分、素材にこだわってしまうと費用が高くなってしまいます。

浴室リフォームの注意点

ここからは、浴室リフォームを行うときの注意点について紹介していきます。

床材

平らな床面だと滑りやすく、排水も悪いので最近では細かな凹凸や溝が付いた樹脂製の床材の人気が高いです。ただ、床が滑りにくいほど汚れも付きやすくなってしまいます。
表面に特殊加工を施して、滑りにくく排水性、乾燥性に優れた製品もあります。

浴槽の大きさ

浴槽の大きさを選ぶ際は、手足を十分に伸ばすことができるか、浴槽に入ってリラックスできるかどうかを確認しましょう。浴槽を広くしたい場合、親子2人であれば180cm程度の幅がありますと、ゆったりと入れますが、現在のお風呂場の広さに無理はないか、脱衣所との仕切りを動かす必要はないかどうかなどの確認が必要です。

高齢者が使用するときの安全性

浴室の事故で多いのがヒートショックです。ヒートショックとは脱衣所で体が冷えることによって起こる急激な血圧の上昇と、お湯に浸かることで起こる急激な血圧の低下が原因で起こります。特に、高齢者の人に多いので一緒に生活している人は注意しましょう。ヒートショック対策のために、浴槽の保温性や断熱材の導入、暖房機能などの工夫が必要です。また、暖房機は乾燥機を兼ねているタイプのものもありますので、カビの防止や物干しを付ければ、冬場・梅雨の時期などの部屋干しスペースとしても活用できます。

メンテナンス性

浴室は使うだけでなく、毎日のメンテナンスのしやすさも重要です。
特に浴室はカビが生えやすく、こまめに換気をして風通しをよくしておく必要があります。

カビが生えないようにするためには、水はけのいい床や速乾性の高い壁などの素材がおすすめです。

扉・ドア

ふすまや障子のように横へスライドさせる「引き戸」、手前か奥に引く「開き戸」、「開き戸」が中で折れる「折れ戸」の3種類が一般的です。

素材にはガラス、木製、樹脂系などがあります。
木製や樹脂系は耐久性があり安価なのでよく用いられています。おしゃれで明るいバス・浴室へのリフォームを考えている場合はガラスがおすすめです。

スイッチ一つで曇りガラスに変えられるなどのプライバシーに配慮した製品もあります。
ただし、重量があり、価格が高いといったデメリットがあります。

まとめ

今回は浴室の種類と浴室リフォームの注意点について紹介してきました。浴室リフォームをする際は、浴槽や床、安全性などさまざまなことに注意する必要があります。スムーズにリフォームを進めるためにも、優先順位を付けておくことが大切です。家族でしっかりと話し合って、何を優先するかを決めておくことをおすすめします。

また、浴室リフォームを検討中の方は「有限会社おおにし」にぜひお問い合わせください。弊社は、お客様とのコミュニケーションを大切にし、お客様が喜んでいただける住空間をご提案しております。さらに、リフォームプランのご相談から、お見積りまですべて無料でご提供いたしておりますので、お気軽にご相談ください。