コラム
2022年04月13日

キッチンをリフォームするならここに注意!キッチンの基礎知識公開。

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家の中でも毎日使用するキッチン。しかし、他の部屋と比べて、ちょっとした使いにくさや違和感を持ちやすいのもキッチンの特徴です。「さらに使い勝手のいいキッチンにしたい」と考えられる方も意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらではキッチンをリフォームする際に知っておくべき種類についてご紹介します。

 キッチンの間取り・配置

キッチンは、ほかの部屋よりもさまざまな間取りや配置ができるという点で、それぞれの家で個性を出しやすい空間です。そのバリエーションの多さゆえ、リフォームをする際にどのような間取りにするか、設備や器具をどのように配置するかをしっかりと考えなければなりません。ここではキッチンの基本的な間取りのタイプをご紹介します。

キッチンの基本的な間取りのタイプ

キッチンの間取りのタイプは大きく分けて3種類あります。以下にご紹介します。

クローズドタイプ

キッチンが、リビングやダイニングから離れているという、従来から存在するタイプです。キッチンが独立しているため、料理中に発生する煙や臭いがリビングダイニングに伝わらないというメリットがあります。また、来客の方から視覚的に隠すことが可能です。その反面、キッチンを使用している間、家族とのコミュニケーションが取りづらいこと、配膳しづらいことがデメリットです。

オープンタイプ

キッチンが、リビングやダイニングと一つの空間を出しているタイプです。後で述べるセミオープンタイプと異なる点は、キッチンが壁付けになっていることです。メリットは家族とのコミュニケーションがとりやすいこと、配膳や片付けがしやすいことになります。デメリットは、料理中に発生する煙や臭いがリビングダイニングに伝わってしまうことでしょう。また、キッチンが丸見えになるため、普段から収納に工夫をしておく必要があります。

セミオープンタイプ

キッチンと、リビングやダイニングとをカウンターで仕切るタイプです。クローズドタイプとオープンタイプの中間的な間取りとなります。メリットは、オープンタイプと同様にキッチンを利用している間も家族とのコミュニケーションをとることが可能です。また、オープンタイプのようにキッチンが丸見えになることが防げます。オープンタイプほど開放感は感じられず、調理中に発生する煙や臭いがリビングダイニングに広がってしまうことがデメリットでしょう。

キッチンのレイアウト上のタイプ

コンロ・シンク・調理スペースの配置の仕方によって、以下のタイプに分けられます。

Ⅰ型

コンロ・シンク・調理スペースが、一列に配置されたものです。メリットは狭いスペースにも対応ができることと低価格でリフォームできることです。デメリットはキッチンに対して横方向の動きに限定されるため、作業効率が悪くなりやすいことでしょう。

Ⅱ型

コンロ・シンク・調理スペースを平行に二列に配置をしたものです。メリットは、リビングダイニングからは足元の部分が隠せることです。また、Ⅰ型と比べて導線を短くでき、複数人数での作業がしやすくなります。デメリットは、二列の幅によっては逆に作業がしづらくなったり、Ⅰ型と比べ価格が高くなったりすることでしょう。

L型

コンロ・シンク・調理スペースをL字型に配置をしたものです。Ⅰ型と比べ調理をするためのスペースを広く取れること、少ない移動距離で済むこと、キッチンの隅をうまく活用できることがメリットになります。デメリットは価格が高くなりがちであることと、コーナーの部分がデッドスペースになりやすいことでしょう。

U型

コンロ・シンク・調理スペースを「コ」の字型に配置をしたものです。調理スペースを広く取れること、収納スペースを多くとれること、そして動き回る距離が短くて済むことがメリットです。費用が高くなることと、L字型のように、コーナー部分の活かし方の難しさがデメリットと言えるでしょう。

より良いリフォームを行う前に

それでは、キッチンのリフォームを行う前に、何をやっておけば間違いやトラブルなくリフォームを行えるようになるでしょうか?リフォーム前の準備についていくつかまとめました。リフォーム作業をする際の参考にしてみてください。

現在使う上で、不都合だと思っていることをまとめる

現在キッチンを使用していて問題だと感じる事がある場合、その問題を確実に解決して初めてリフォームは成立します。 調理をする人の動きは適切か、それぞれの器具の使い勝手は良いか、シンクや調理スペースの高さは適切で使いやすいか、収納スペースは充分にあるかなどをチェックしておきましょう。確実にリフォームの作業を行うためには、それらの問題点を十分に実感し、把握しておく必要があります。そしてそれらを解決することに全力を注ぐべきです。

食事の習慣や方法がリフォームして目指すものと合致しているか

食習慣はその家々で異なります。毎日家で食事を作って食べている家もあれば、何かと外食が多い家庭もあるでしょう。また、テーブルに食器や料理を並べて食べているか、和式の部屋に座って短い脚のテーブルに料理を並べて食べているかなどでも異なります。そこから自分たちの理想を明確にして、その理想に向かってリフォームをすれば間違いも少なくなります。

器具はどのような使い方をするかを決める

コンロはどのタイプにするか、食器類や鍋などの器具の量は適切か、ごみの捨て方をどうするか、どこに設置をするか。と言った事も細かい事も決めておいた方がスムーズです。そのようにしてより具体的に詰めていくと、発見することもありますし、イメージが固まっていきます。

まとめ

キッチンは家のさまざまな部屋や空間の中でもとくに個性を出しやすいところです。だからこそ、キッチンの造りや配置が自分のイメージと大きく異なっていれば使いにくいキッチンとなってしまいます。せっかくリフォームを行ったら使いやすいキッチンにしたいものです。そのためにはキッチンの特徴や適した器具や設備の使い方を知る必要があります。
 
「有限会社おおにし」では、そのようなキッチンでお悩みの方の味方として、皆さまのご要望やご希望をお伺いいたします。もちろん施工まで承りますので、お気軽にお問い合わせください。